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はじめに

ユニークな表情とコミカルな動きが特徴的なフレンチブルドッグ。思わず、愛らしさを覚えることもあるのではないでしょうか?
フレンチブルドッグの性格は積極的で、闘犬としてのルーツを持つことから身体能力も高く、社交的で溌剌としたイメージであるようです。 なんとなく、コミュニケーション上手な感じが伝わってきますね。


フレンチブルドッグの歴史

18世紀イギリスの織物職人がフランスに渡った時、一緒に連れて行ったブルドッグが元となり、パグやテリアとの交配で誕生しました。 日本には大正時代に輸入され、昭和初期には数多く飼育されました。その後日本での人気は衰えましたが、2000年代に入ってから人気が復活しました。


フレンチブルドッグの体の特徴

体高28~33cm、平均体重11kg。筋肉質な体型で、極めて鼻が短い小型犬。尾は通常短く、ほとんど振る事はできません。
コウモリの羽のような耳も大きな特徴です。額部には深いシワがあり、両目の間の窪みは深く、幅広の鼻吻部は下顎がしゃくれています。
短くやわらかな被毛は光沢があります。毛色には暗いもしくは明るい地色に、明るいもしくは暗い差し毛が混ざります。
フレンチブルドッグは、ブル・バイティング場で闘って英雄となったブルドッグの祖先犬たちのさまざまな特色を受け継いでいます。
低く重心を落とした体型、幅の広い胴体、大きな骨、発達した筋肉、大きく四角い頭部などがその特徴といえます。
頭から肩にかけた辺りの、しわがあってちょっとたるんだ柔らかな皮膚も特徴的です。
いつも勇敢で用心深く、好奇心旺盛ですが、ブルドッグと違って、その動き、振る舞いは少々気まぐれで、自由な感じを与えます。 フレンチブルドッグは行動やしぐさで人々を楽しませる、正真正銘の愛玩犬といえるでしょう。


フレンチブルドッグの性格

性格は活発で非常に利口。動きはブルドックと違って機敏で、愛好家の間ではよい番犬になるという評判もあります。
多少いびきをかきますが、普段はほとんど吠えず、むやみに走り回るタイプの犬種でもありません。
室内犬として最適な要素をもっていると言えます。
フレンチブルドッグはその甘えん坊な性格から、若い家族よりはお年寄りに向いているともいわれています。
また、どこかおどけた表情を持ち、小型の愛玩犬の中でもとりわけ愛らしい犬です。
遊んだり、家族を喜ばせたりするのが大好きで、飼い主に抱かれたり、寄り添ってうたた寝したりすることに幸せを感じます。
愛想がよく、誰とでも仲よくなれる性質の持ち主です。
愛情深い性格で、赤ちゃんや子供のお世話をしているような仕草を見せることもあるようです。
しかし、ブルドックに比べて温厚とされるフレンチブルドッグも、牛追い犬とテリアの血が入っており、畜殺犬であったため固体によっては危険な犬とも言えます。
怒ると咬む場合があるかと思うと、陽気でとても穏やかな友好的な子もいます。性格が大きく分かれる犬種の一つです。


フレンチブルドッグの飼育の仕方

被毛が短いためお手入れは比較的簡単で、日頃の管理としては軽いブラッシングだけで十分です。やわらかい毛質を保つためには、獣毛ブラシを使ったお手入れが適しています。 気をつけたいのは、目や鼻にあるシワのお手入れです。やわらかな布や綿棒を使ってシワの間を拭くなどして、いつも清潔に保ってあげてください。定期的な歯やツメのお手入れもすると良いでしょう。
フレンチブルドッグは、とても遊び好きでやんちゃな犬ですが、運動は最低限で大丈夫です。屋外を楽しそうに走り回ったりしますが、暑かったり湿気が多いと調子が悪くなってしまいます。
あまり長く屋外で過ごさせない方がよいでしょう。夏の暑さにはとても弱いので特に注意が必要です。 散歩のときはリードを短く持ち、その子の体力に合った適度な散歩をするだけで十分です。また、ほとんどのフレンチブルドッグは泳ぐことができません。
いびきをかいたり、ゼーゼー音を立てて息をしたり、よだれをたらしたりするのもフレンチブルドッグの特徴です。


健康上の注意点

活発で散歩好きなので、1日1度、最低30分程度は、屋外で散歩をさせてあげてください。
ただし、暑さ寒さには弱いので、運動は、夏は涼しく冬は暖かい時間帯を見計らって行ようにするのが良いでしょう。
また室内では玩具を利用し、一緒に遊んであげるのも喜びます。食事は栄養のバランスに配慮して、太り過ぎに注意することが大切です。
肥満の傾向がある場合は、ダイエットフードに切り替えてください。健康維持のためにも、体重の管理はしっかりとしてあげてください。


気をつけたい病気

股関節形成不全 ・鼻腔狹窄 ・口蓋裂 ・膝蓋骨脱臼 ・眼瞼内反症・角膜損傷・皮膚炎・チェリーアイ・変形性脊椎症
※これらはすべてのフレンチブルドッグに起こる訳ではなく、またフレンチブルドッグ特有の疾患でもありません。


フレンチブルドッグを家族に迎えよう

フレンチブルドッグの頭の良さは、ピカイチです!
しつけは人間と楽しく暮らすために欠かせませんが、その過程はとても楽しいもの。
おやつやおもちゃで楽しませながら、「ふせ」「まて」「よし」といった基本的なしつけをすれば、フレンチブルドッグとの毎日が楽しくて仕方なくなります。
家族の一員として、たくさんのコミュニケーションを取り、大切に育ててあげてください。





目次
1 フレンチブルドッグの歴史
2 フレンチブルドッグの体の特徴
3 フレンチブルドッグの性格
4 フレンチブルドッグの飼育の仕方
5 健康上の注意点
6 気をつけたい病気